「言葉の意味」を追い求め

こんにちは。tigubaguこと桂木大輝のブログへようこそ。発達障害当事者、ひきこもり経験者の僕が日々感じたことを徒然なるままにつづっていきます。読んでくだされば幸いです。

なぜ『なにもしないこと』はそれほど難しいのか

おはようございます^^

こんにちは。こんばんは。

tigubaguこと桂木大輝です。

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「なにもしないこと」は難しい

皆さんは少しの時間でいいから何もせずボーっとすることはできますか?

眠い時間帯だったり、忙しくて疲れていればできるかもしれませんね。

いや、この現代社会では疲れているからこそ余計「なにもしないこと」ってのは難しいかもしれません。疲れていても、休んでいる場合じゃないとか、今しか自由な時間がない!ってことでスマホSNSに時間を費やしたりしてしまうかもしれません。

 

とにもかくにも僕は現代という時代はとても「なにもしないこと」が難しい時代だと思っています。

僕自身、ものすごく疲れやすい身体です。しかしそれでもなにもせずボーっとしようとすると体がもぞもぞしてきて、スマホが気になったり、机に向かって作業をしなくちゃと焦ったりします。体はつかれているのに、です。

 

今回なんでこんなになにもしないことが難しいのか、僕の頭一つで考えてみました。

 

理由① 現代は「忙しい」を良しとし、価値を置く時代だから

正直僕はほぼほぼこれが答えだと思っています。

今の時代何をするにしても、忙しくあわただしい状態が充実しているとされている。周りの人も忙しい人を見ると、がんばっているなと称したりする。

現代がなぜこれほどまでに忙しいことに価値を置くかは、日本の近現代史を紐解くなり、日本の働き方の変遷を調べるなりすればわかると思いますが、今回はなぜ忙しいのがよしとされるのか、の原因解明ではありませんの割愛します。

 

僕は忙しい、ってのが好きじゃありません。

いや、好きじゃありませんどころか大嫌いです。

疲れるし、パニックになるし、どじったら怒られるし、生産性ばっかり注目されるし、「忙しい」なんて個人的には全く価値のないことだと思います。

しかし、そんなこといいつつも僕もこの「忙しい教」の呪縛にがっちりと絡め足られています。

一日にたくさんのことをこなせた時や、一日のうちにあわただしくいろんなところを駆けずり回った日なんかは、家に着いたら「あ~充実したあ!」なんて気持ちでいっぱいになります。

この充実にはキリがなく、一日充実しても次の日も充実しないとすぐに「ああああ、充実させないと!無意味な一日になっちゃうよ!」となるので性質がわるいです。

 

そもそも「忙しい」という漢字は、「心を亡くす」と書きます。

文字だけ見たらなかなかインパクトのある文字ですよね。

心を亡くさないと、人はついつい頭で考えてしまうからここまで動くことはできない、ということなんでしょうか。

心を亡くすほど動き活動してたらそりゃ体に疲れもたまるわなあ、と妙に納得していた僕です。

 

とはいえです。

体が本当に疲れ、なにもしない日が続くと今度は人間はどんどん動きたくなります。これは人間が動物である本能でしょう。

それに考えすぎで一歩も行動できない、考えすぎでもっと辛くなるってな状況の時にはむしろ心を亡くして忙しくする、何もしない時間をなくすってのは有効打となるんですよね。

 

ここのバランス調整が重要ですね。

 

理由② スマホ中毒になっているから

「なにもしないこと」が難しい2つ目の理由は、僕たち現代人の多くがドーパミン中毒、その中でもスマホ中毒になっているってことですね。

 

なにもしない!今日は体を休める日なんだ!体だって重たいし、頭もいたい。

それでベッドの中で目を閉じていても、とにかくスマホが気になって仕方ない。

気になる内容をあげるなら・・・・

  • バイブがなった!lineかな。Twitterかな。気になるな
  • あ、あれ調べたいな。調べたいな調べたいな。
  • 不安がでてきた。スマホで不安の対処を調べよう。
  • 今日のライバロリさんの動画まだ見てないな。見たいな。
  • 東京03のコントのあのワンシーンまじで面白かったな。もっかいみてえ!

ざっとこんな感じですね。

どれもこれもしっかり何もしない時間をとって休んでからあとで見ればいいだけの話なんです。

それななのに、言葉にすればこれだけ単純なことなのにそれができない。

僕も自分でああ、スマホ中毒だな、とつくづく嫌になります。

 

しかもスマホを見てしまうと余計に疲れが増すんです。スマホを見ることにより余計に疲れも取りにくくなるんです。それなのに見るんです。

自分で自分をバカだと思います。

が、実際このことは僕一人の身に起きていることではなく、世界中どこかしこで起こっているいたって日常すぎるほど日常のことなんです。

 

スマホ中毒になる原因は脳内の快楽物質のドーパミンって物質が原因です。

別名期待物質とよばれ、パチンコなんかに行ってあたるかはずれるかわからないその瞬間に脳内でバーっと大量に放出されるみたいです。

 

スマホも通知が来てるかどうか、だれからきているのか、気になる人から来ているのか、この不安はスマホで処理方法を調べたら吹っ飛ばせると期待する、、

スマホはとにかく人に期待させます。楽しみ、ワクワクをもたせます。

それゆえにとても依存し休んでしょうね。(もちろんそれ以外にも理由はありますが)

 

スマホ依存の克服のしかたは今回のブログの趣旨とは外れるので割愛します。

 

理由③ 特性(ADHD)の影響

万人に当てはまる理由としては理由①と理由②の2つだと思いますが、この「特性(ADHD)の影響」とは僕個人がとくにそうだなと感じることです。

 

ADHDはとにかく多動、動き続けていないと落ち着かない発達障害として有名です。

ほかにも衝動性、集中力がないなんてのもあります。

動き続けてないと、体がもぞもぞして布団のなかでもごろごろごろごろ体を動かしています。

それゆえなにもせずボーっとするってのはADHDの僕にとってはいわば訓練、修行みたいなもんなんです。

 

が、最近あのメンタリストのDaigoさんが動画でADHDの人は運動をすると効果的といった動画を挙げていて、実際これすごく効果あったんですよ。

運動っていっても軽く外を散歩するくらいですが、家帰ってシャワー浴びてベッドで休むとあら不思議。

多動性が落ち着いているんです。

 

なんでこのADHDの影響に関してはこれからトライ&エラーで試行錯誤してまずは自分にあう運動方法を見つけていければと思います。

 

 

なんだか今回は「なぜなにもしないこと」ができないのか、焦点を当てたので今度は

「なにもしないこと」の大切さそのものもブログに書きたいと思います。

 

今日も皆様の一日が良き日となりますように!

ではまた!