「言葉の意味」を追い求め

こんにちは。tigubaguこと桂木大輝のブログへようこそ。発達障害当事者、ひきこもり経験者の僕が日々感じたことを徒然なるままにつづっていきます。読んでくだされば幸いです。

発達をカミングアウトする?しない?

おはようございます^^

こんにちは。こんばんは。

tigubaguこと桂木大輝です。

https://twitter.com/tigubagu0123

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発達障害の周りへのカミングアウトについて

発達障害を持っている方は周りの人たちにカミングアウトしていますか?

カミングアウト・・と一言で言ってもその内実はさまざまですよね。

仕事仲間には話せないけれど、地元の友達には話せる。

逆に地元の友達には変に気を使ってしまうから話せないけど、仕事ではカミングアウトしたほうが仕事がしやすいから話せる。

ほかにも、だれにもカミングアウトできない、逆にかかわる人全員にすぐに言うことにしている、などなど様々なパターンがあるかと思います。

 

かくいう僕も、当事者仲間や、就労支援の人たちには全員にカミングアウトしています。

というかこのようなところは参加すること自体がカミングアウトともいえますからね。

 

問題は定型さんに対してカミングアウトするかどうか、ですよね。

発達障害の名前が世間に知れ渡り、一昔前に比べるとかなり多くの人が知ってくれるようにはなったものの、まだまだ理解のなさゆえの冷たい言葉をかけられることも多いですよね。

今回は僕tigubaguの視点から見た定型さんに発達をカミングアウトするメリット、デメリットを紹介したいと思います。

もしカミングアウトするかどうか悩んでおられる方がいましたら少しでも参考にしてくだされば幸いです。

カミングアウトするメリット

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・理解を得られる

例えば職場なんかで、カミングアウトで入社する「オープン」の形で入社すると、仕事をする際に周りからの理解を得ることができます。

得意、不得意を先に伝えてあるので苦手な仕事、できない仕事は極力回されないし、できる仕事に打ち込むことができます。

 

それに環境にも配慮してもらえます。

聴覚過敏で音が気になるのであれば、静かなところで働かせてもらえる。

ADHDで狭いところだと物でぐちゃぐちゃになるので、広い机が助かるなら、広い机を用意してもらえる。

発達障害の人の多くは環境と自分の特性の不和により苦しむことが多いので環境に配慮してもらえるのはとてもありがたいです。

 

・楽になれる

カミングアウトすることにより、自分をいつわらなくていいんですごく楽になれます。

もう言っちゃっとうけん大丈夫たい^^みたいな感じでしょうか。

 

カミングアウトするかどうかで悩んでいるときはもういっそのこと言ってしまってそれで去っていく人たちはしょせんその程度の人たちだと僕は思っています。

それに発達かどうかで判断する人はどのみちこの先だまって付き合っていても僕はあまりいい関係は結べないと思います。

カミングアウトするデメリット

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・心無い人により偏見を持たれる

別に発達障害に限った話ではなく何かしらのマイノリティにある人が、自分のそのマイノリティ性をカミングアウトするにあたってつきまとうのが「偏見」です。

いつの世も、いつの時代もマイノリティはこの偏見、思い込み、心無い言葉とどう向き合うかを問われてきました。

偏見があるからこそカミングアウトできないと言っても過言ではありません。

この場合の偏見というのは、「マイノリティの人たち(今回の場合は発達障害)」と「それ以外の人たち(今回の場合は定型さん)」の構図で生み出されるものです。

 

ここからは完全に僕個人の考えなんですが、

このメリット、デメリットも含め、要は自分でカミングアウトするかしないかは最終的に決めるしかない、と思うんです。

・カミングアウトして理解を得たい。偏見を持つ人もいるだろうけれど、理解をしてくれる人も定型さんの中にはきっといる。

とするか、

・理解よりも、やっぱり偏見がこわい。カミングアウトはやめておこう。

とするかは、

結局はその人が決めることだと思うんです。

 

もちろん全員に話す必要もないので、

ここの定型さんたちには話そう、

ここの定型さんたちには話さないでおこう。

というふうに使い分けるのが最善かなとも思います。

 

 

このようなブログを書いて最後が、「自分で決めるしかない」という結論になって少し申し訳なくも感じますが、実際それ以外にはないとも思います。

ただ僕の経験上どこで、だれに話すかをきちんと考えて、カミングアウトすれば、偏見を持たれたとしても後悔はないと思います。

それゆえ自分で決めて、自分で話す、ということが大切です。

誰かが言ったから、大丈夫って言ってもらったからではなく、自分で決めることが大切です。

それと世の中は広いです。みんなが偏見ばかりということはありえません。同じくみんなに理解してもらえることもないでしょう。

 

僕もまだまだ多くの定型さんに自分の特性のことは話していません。

が、少しずつ仲間に支えられ、自分でも話そうかなと思えるようになってきました。

ゆっくり、そしてこれからもずっとこのカミングアウトするかどうか、偏見とどう向き合うかとは付き合っていきたいと思っています。

 

今回のブログは以上です。

今日も皆様の一日が良き日となりますように^^

ではまた!^^